終活という言葉に、最初はどこか重たい印象を持っていました。
「人生の終わりの準備」と聞くと、まだ早いのではないか、考えたくないと思うこともありました。
しかし実際に終活を始めてみると、その印象は大きく変わりました。
終活は「終わりのための準備」というよりも、これからの生活を安心して過ごすための整理だと感じるようになったからです。
この記事でわかること
- 終活を始めてよかったと感じたこと
- 実際に変わった生活や気持ち
- 無理なく終活を始めるヒント
結論:終活は「安心」と「前向きな生活」につながる
終活を始めてよかったと感じたことは、主に次の3つです。
- 家族が困らない準備ができる
- 生活やお金の整理ができる
- これからの時間の使い方を考えるようになった
終活は、未来を不安にするものではなく、今の生活を見直すきっかけになると感じています。
① 家族が困らない準備ができる
終活を始めて最初に感じたのは、家族の負担を減らす準備ができるという安心感でした。
銀行口座や保険の情報、重要書類の場所、医療や介護の希望などを少しずつ整理しておくだけでも、万が一のときに家族が迷う時間を減らすことができます。
すべてを決める必要はありませんが、「考えを残しておくこと」だけでも大きな意味があります。
② 生活やお金の整理ができる
終活を進める中で、生活の見直しが進みました。
使っていない物を手放し、不要な契約を見直し、書類を整理する。こうしたことを続けていくと、生活がシンプルになり、日々の負担が軽くなります。
私自身も、物を探す時間が減り、掃除や家事が楽になりました。
また、お金の流れが見えるようになり、これからの生活に対する不安も少しずつ軽くなっていきました。
③ これからの時間を考えるようになった
終活を始めてから、「これからの時間をどう使うか」を考えるようになりました。
後回しにしていたことや、本当にやりたいことに目を向けるようになります。
終活は過去の整理だけでなく、これからの生き方を考えるきっかけでもあります。
私のケース:終活をきっかけに変わった生活
私が終活を意識したきっかけは、生死をさまよう経験でした。
入院と退院を経て、健康面だけでなく経済的な不安も強く感じるようになりました。
まず考えたのは、「この先、生活していけるのか」ということです。
リハビリをしながら、少しの時間を使って家計の見直しを始めました。
銀行に行くことすら大変で、自分のお金を引き出すだけでも苦労しました。
それまでどれだけどんぶり勘定だったのかを実感しました。
住宅ローンや車の維持費なども見直し、生活全体を整理していくことで、少しずつ不安が軽くなっていきました。
母の年金と自分の貯金で生活の見通しが立ったとき、ようやく安心できたのを覚えています。
生活の変化と決断
その後、妹や甥の協力もあり住宅ローンを完済しました。
そこから生活は大きく動き始めます。
仕事は復帰したものの、考え方の違いから退職を決意しました。
また、広すぎる家の管理も負担になっていたため、住まいの見直しをすることにしました。
母は妹と暮らすことになり、私は職場近くの小さなアパートへ移りました。
さらに生活費を抑えるため、母と同居する選択もしました。
しかし、親子で四六時中一緒に暮らすことは簡単ではなく、2年ほどで限界を感じるようになりました。
新しい暮らしとの出会い
そんな中、妹の友人をきっかけに、海の近くの暮らしを知りました。
紹介された物件を見て、私は直感的に「ここに住みたい」と感じました。
実際に足を運び、現在の住まいを選びました。
その後の現実
この過程では、義父の施設問題や転居、介護など多くの出来事がありました。
最終的には遠方の施設へ通う生活となり、決して楽なものではありませんでした。
その後、義父は施設で亡くなりました。
終活を通して感じたこと
義父が亡くなり、墓じまいを経験して強く感じたことがあります。
もし終活をしていなかったら、今の生活はなかったかもしれないということです。
終活を通して「タイムバケット」という考え方を知り、将来の不安だけでなく「今をどう生きるか」も大切だと感じるようになりました。
健康と時間の大切さ
一番の財産は健康であること。
そして、限られた時間をどう使うかが大切だと実感しました。
支えられているという実感
今、母と穏やかに暮らせているのは、周りの人たちの支えがあったからです。
義父の介護は大変でしたが、多くの人に助けられてきたことに気づきました。
感謝の気持ちとこれから
終活を通して、感謝の気持ちを忘れないことの大切さを改めて感じました。
これからも無理のない形で、今の生活を大切にしていきたいと思っています。
まとめ
終活を始めてよかったと感じたのは、家族の負担を減らせる安心感、生活が整うことでの余裕、これからの時間を前向きに考えられることでした。
終活は特別なことではありません。
できることから少しずつ始めることで、生活は確実に変わっていきます。

