高齢の親がいる家庭の防災準備 最低限そろえておきたい持ち物リスト

介護

高齢の親や認知症の家族がいると、
災害時の避難は想像以上に大変になります。

・すぐに動けない
・荷物が多くなる
・判断に時間がかかる

こうした状況は、実際に考えてみて初めて気づくことも多いものです。

私自身も、母との避難を考えたときに
「普通の防災準備では足りない」と感じました。

この記事では
高齢者がいる家庭で最低限そろえておきたい防災準備と
現実的に役立つ工夫をまとめています。

▶︎終活や介護の全体像はこちら

■ 高齢者がいる家庭の防災で困ること

一般的な防災対策と違い、
高齢者がいる場合は次のような問題が起きやすくなります。

・すぐに避難できない
・歩くスピードが遅い
・荷物を持てない
・環境の変化に弱い

さらに認知症の方の場合

・避難を嫌がる
・状況を理解できない
・混乱しやすい

👉「急ぐこと」が難しい状況になります

■ 最低限そろえておきたい持ち物リスト

■ 必須(まずこれだけは)

・保険証のコピー
・現金
・連絡先メモ
・スマホ・充電器

■ 介護・生活用品

・常備薬・お薬手帳
・オムツ
・着替え
・タオル

■ 食事・水分

・飲料水
・ゼリー飲料
・やわらかい食品

👉「すぐ食べられるもの」がポイントです

■ 忘れやすいもの(重要)

・メガネ
・補聴器
・入れ歯
・普段使っている小物

👉これがないだけで生活が一気に不安定になります

■ 持病や体調に合わせた準備も重要

高齢になると、糖尿病や高血圧など
何らかの持病を抱えている方も少なくありません。

そのため、防災準備は「一般的な非常食」だけでなく
その人の体調に合ったものを意識しておくことが大切です。

例えば

・糖尿病の方
→ 低糖質のお菓子や補助食品

・食事量が少ない方
→ 少量でもエネルギーが取れるゼリー飲料

・嚥下が不安な方
→ レトルトのおかゆ
→ やわらかい食品
→ とろみのついた飲み物

また、高齢者は環境が変わることで食事量が減ることもあります。
そのため、少量でもエネルギーが取れる高カロリーゼリーなどを用意しておくと安心です。

食事が十分に取れない状況でも、体力の低下を防ぐための備えとして有効です。

👉「普段食べているものに近づける」ことが大切です

既往歴のメモ
お薬手帳

また、最近はマイナンバーカードで薬の履歴や情報を確認できる仕組みもありますが、事前の登録が必要な場合もあるため、紙の情報も用意しておくと安心です。

■ 環境の変化による影響も考えておく

高齢者は、環境の変化にとても敏感です。

・慣れない場所で眠れない
・トイレの場所が分からない
・食事が合わない

こうした変化が積み重なることで

👉体調を崩す
👉不安が強くなる

といった影響が出やすくなります。

そのため

・普段使っているものを持っていく
・食べ慣れたものを準備する

👉「いつもに近い状態」を意識することが重要です

■ 持ち出しの工夫

・リュックにまとめる
・玄関に置く
・1つに詰め込みすぎない

👉重すぎると持ち出せません

■ 小さな子どもがいる家庭にも共通すること

高齢者だけでなく

・オムツ
・ミルク
・離乳食

が必要な家庭でも同じことが言えます。

👉準備と判断の難しさは共通しています

■ 私の考え

防災は「完璧に準備すること」ではなく

👉「すぐに動ける状態を作ること」

だと思っています。

すべてを揃えようとすると
かえって動けなくなることもあります。

👉最低限を決める
👉すぐ持てる状態にする

これが現実的です

■ あくまで私の考えとして

ここで紹介した内容は、あくまで私自身の体験や考え方をもとにしたものです。

災害時の状況や体調は人それぞれ異なるため、すべての方に当てはまるわけではありません。

特に持病や服薬がある場合は、かかりつけ医の指示や自治体の情報も参考にしながら判断することが大切だと思います。

■ まとめ

▶︎実際に避難で困ったことについてはこちら

高齢者がいる家庭の防災は

・準備がすべて
・判断は早め
・シンプルが大事

この3つに尽きます。

特に「迷う時間」が一番危険です。

▶︎避難の判断についてはこちら