判断を一人で背負わせないための準備
人は、大切な人を亡くしたとき
冷静に物事を判断できる状態ではありません。
特に
突然の別れや体調の変化が重なったときは
「決めなければいけないこと」が一気に押し寄せます。
私は、自分自身が生死を彷徨う経験をし
同時に、身近な人の葬儀や看取りを通して
残される側の負担の大きさを実感しました。
だからこそ
母に迷いを残さないために
今できることを少しずつ整理しています。
すべてを決める必要はありません
最初にお伝えしたいのは
すべてを細かく決める必要はないということです。
- 葬儀の内容
- 費用
- 供養の形
完璧に決めようとすると
かえって苦しくなってしまいます。
大切なのは
「方向性」だけでも分かるようにしておくことです。
① 葬儀の形についての希望
まず考えておきたいのが
葬儀の形についての希望です。
- 大きな式は望まない
- 家族だけで静かに送りたい
- 火葬のみでも構わない
こうした希望があるかどうかで、
残された人の判断は大きく変わります。
👉
※選択肢については
▶︎ 直葬とは?流れ・費用・向いている人を落ち着いて整理します
で整理しています。
② 費用の上限について
葬儀費用は
気持ちだけでなく現実的な問題でもあります。
- どこまでなら出してもいいか
- できるだけ抑えたいのか
上限の目安が分かっているだけで、
見積もりを見たときの判断がしやすくなります。
👉
※費用についての考え方は
▶︎ 葬儀費用はなぜ高額になりやすいのか
も参考になります。
③ 判断を任せたい人を決めておく
すべてを一人で決めるのは
とても大きな負担です。
- 誰に判断を任せたいか
- 誰と一緒に決めてほしいか
これを決めておくだけで
母が一人で悩み続ける状況を避けることができます。
④ 連絡してほしい人・しなくていい人
葬儀の場面では
「誰に連絡するか」も迷いやすいポイントです。
- 親族
- 知人
- 近所の方
連絡してほしい人・不要な人を
あらかじめ整理しておくと、
余計な迷いを減らせます。
⑤ 書類・貴重品の場所を分かるようにする
葬儀の前後には
多くの書類が必要になります。
- 保険
- 年金
- 身分証
- 通帳
どこに何があるのか分からない状態は、
残された人にとって大きな負担です。
場所だけでも共有しておくことが大切です。
⑥ 供養やその後のことについての考え
葬儀のあとには
- 納骨
- 仏壇
- 供養の形
といった、
すぐに答えが出ない問題が続きます。
正解を決める必要はありませんが
自分はどう考えているかを
伝えておくだけでも、判断材料になります。
⑦ 気持ちとして伝えておきたいこと
最後に
実務ではありませんが、とても大切なことです。
- 無理をしなくていい
- 迷っても大丈夫
- 一人で抱え込まなくていい
こうした言葉があるだけで
残された人の気持ちは
少し軽くなります。
「決める」より「伝える」
このページで挙げたことは
すべてを完璧に決めるためのものではありません。
伝えておくこと
共有しておくこと
それだけで
母が判断に迷ったときの支えになります。
このページの役割
このページは
「全部決めるためのチェックリスト」ではありません。
- 迷ったときに立ち返る
- 考えるきっかけにする
- 判断の負担を減らす
そのための場所です。
まとめ 迷いを減らすことは、思いやり
母に迷いを残さないためにできることは
特別な準備ではありません。
- 少し考える
- 少し伝える
- 少し共有する
それだけで
残された人の負担は確実に減ります。
元気な今だからこそ
無理のない形で
少しずつ整えていければ十分だと感じています。

